こんにちは!
ノスタルジックなモチーフアクセサリーを制作しております、Planet Nostalgia(プラネットノスタルジア)の岡田です。
日差しの中に温もりを感じるかと思えば、我が物顔で冬が自己主張していたりと、身体も季節の騒がしさに振り回されやすい時期です。
私はと言いますと、我が家に上陸した感染性胃腸炎相手に討ち死にしたり、その後の風邪菌の訪問をお断りできなかったりと、がっつり振り回されておりました(笑)
冬将軍が「今季の流行満喫スタンプカード」配布してたら、結構良いとこまでポイント貯まるんではなかろうか・・・って、そんなカードは未来永劫お断りだー!ヽ(゚Д゚)ノ
乗っかってしまった私が言うのは全くもっておこがましいのですが、こんな流行には乗っからないよう、皆様どうぞお気をつけてお過ごしくださいませ<(_ _)>
お久しぶりの更新となります今回の内容は・・・
・キノコどうなったの?
えー、結論から先に申し上げますと、アクセサリーとしては失敗です。
わーい\(^o^)/
うう・・・引っ張るだけ引っ張ってこの結果とは面目丸つぶれではございますが、この挑戦をきっかけにして、自分の中でずっと描いていた夢の一つがかなえられるようになりました。
結果はしょっぱいですが、後から考えるとこれが一つの大きな壁を乗り越えるきっかけだったんだなと今更ながら自覚しています。
自分の中での経験の記録として、記させていただこうと思います(〇’ω`〇)
ご興味があれば、悪あがきの後半にもお付き合いいただけますと幸いです。
現役だったおばあちゃん
私がアクセサリーの製作を始めようと思ったのは、かれこれ10年ほど前、まだ歯科技工士として勤めていたときのことでした。
「歯を作るのは楽しいけど、たまには他の物を作りたいなー。でも職場の設備を使わせてほしいなんて言えない・・・専門学校時代は恵まれていたなぁ・・・」
そんな思いを持ち続けながら「なら設備を用意すればいいんじゃないか」と、お金を貯めては中古の機械を一つ買い、二つ買い。
仕事が変わっても“いつかその時のため”に少しずつ機械は増えていきました。
今回頑張ってくれたのは、そのうちの一つ、大きな電気炉です。
製造年から見たら、私より年上!
もうおばあちゃん電気炉ですが、これがなかなか良い仕事をしてくださいました。
古い機械だし、付きっきりで温度管理をする覚悟をしていたのですが、動かしてみて初めて分かった温度管理機能付き・・・!
おばあちゃんだと思って完全に見くびっていました。ごめんなさい(ToT)
キノコを金属にするための下ごしらえ
前回出てきた金属製リングの中に、石膏を流し込んだものがこちらです。
石膏が固まってから、金属製リングの底につけたゴム台を外し、電気炉の中に入れてワックスの原型を燃やしてしまいます。
この時点まで来てしまうと、泣いても笑ってももう後戻りできません(^^;)
鋳造を失敗してしまうと、原型作りからやり直しです。
実はこのきのこも、二回目のチャレンジだったり。
そりゃもう見るも無残な失敗でした(笑)
今回の方法はシリコン枠を作らないといけないものだったので
やり直しが利く点では幸いでしたが・・・
電気炉でリングを燃やしている間、鋳造の準備をします。
石膏を流す前に量った重さから、必要な金属の量を計算します。今回は大きさが大きさだけにシルバーなんか使っちゃうと、ものすごい金額になってしまうので、錫を使うことにしました。
キノコ、金属になる。
ここからは、また“時間が勝負&注意一秒ケガ一生”な作業に入るので、写真が残っておりません。
面白いから一度撮ってみたいんですが・・・(´・ω・`)
まさに手に汗握る、スペクタクルな作業なんですよ!
では、そのスペクタクルっぷりを文章でご説明させていただきましょう!
るつぼの中に金属を入れ、バーナーで熔かす
↓
溶けた頃合いを見計らって、焼けたリングを電気炉から取り出し、鋳造機に置く
↓
リングの中に熔けた金属を流す。
あれ?3行で終わったぞ。
作業中の私の心の中が、凄まじい暴風雨吹き荒れるスペクタクルなのだと、ご理解いただければ・・・!(; ゚Д゚)
そして、リングが冷めてから、金属になった作品を掘り出すわけですが、掘り出してみてやっとここで、うまくいったかいかなかったかが分かります。
随分長くなってしまいましたね(^^;)
次回でこのキノコ鋳造記事はラストです!
今回も最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
あなたの物語は、いつもあなたと共に、Planet Nostalgia(プラネットノスタルジア)の岡田でした。